幼児英語教材を激安で販売している偽サイトを見つけました。
この記事では、「偽サイトの見分け方」と「商品を注文してしまった場合の対処法」をお伝えします。
最近の偽サイトは「実際にあるサイトを真似て精巧につくられている」ので、パッと見ただけでは偽サイトなのか判断しずらくなっています。
偽サイトで商品を購入するとどうなるの?
偽サイトで商品を購入すると、
・個人情報が流出し、悪用される可能性がある。
・粗悪な商品を送られる。
・お金を払ったが、商品が届かない。
可能性があります。
警察に確認したところ、「サイトでおかしいなと思うときは、サイトの全体を見てください。」とのことでした。
では、いったいどんなところを見ればいいのか?
「偽サイトで被害に遭ったことはないし、これからも引っかかることはないと思う。」とお考えの方も「身近な家族が偽サイト詐欺に遭う可能性もある」ので、最後までお読みいただければ幸いです。
偽サイトでは、相場価格より大幅に安く販売しています。そのため、「少しでも安く購入したい!」と考えて商品を探している人が騙されやすいです。
幼児英語教材を激安で販売している偽サイトの見分け方
偽サイトには特徴があるので、偽サイトの見分け方を確認しておきましょう。
・URLのドメインで、「.xyz」が使われている。(.comの偽サイトもあるので注意)
・検索上位に出てくることがある(流通が少ないものなど)
・値段設定が相場より安い(私が見たのは相場の40%オフくらい)
・会社名、代表者名、会社住所がおかしい(実際にある会社情報を引用している可能性もある)
・日本語がおかしい箇所がある
・商品写真や説明が他サイトのコピペ(日本語サイトのコピペは日本語がおかしくないので、つい信用してしまいます。コピペの商品説明に騙されないで!)
・支払いは、カード払い・代金引換・振込で選べるように見せかけて、振込支払いしかできない
・商品を注文すると、個人名で商品受付完了のメールが来る(メールの日本語がおかしい)
「なんか怪しい」と思ったら、すること。
・ウイルス対策をしているパソコンがあったら、パソコンでサイトを開いてみる。
携帯では警告が出なくても、ウイルス対策してるパソコンなら警告が出るので、偽サイトだということが断言できます。
・サイトのURLをチェックする。
「.xyz」が使われていたら、詐欺サイトを疑う。
警察に伺ったところ、「.com」の偽サイトもあるそうなので注意。
・値段設定が相場と比べて明らかに安かったら、偽サイトを疑うべき!
私が見たのは相場の40%オフくらい。
自分が探していた商品が相場より安く売っていると、警戒心が通常より薄れてしまう可能性があるのでご注意ください。
・会社情報を調べる。
会社名や販売責任者、会社の所在地や郵便番号、電話番号でおかしいところはないか?実在する会社か調べます。
実在する会社情報を引用している可能性もあるので注意が必要です。
自分は騙されないという気持ちを疑ってください。誰でもちょっとした気の緩みがあります。特に欲しい商品が相場より安く売っていたら、通常よりも騙されやすい状態です。ちょっとでもおかしいところがあれば、そのサイトでは買わないことが騙されないために大切です。
偽サイトの被害に遭ってしまった時の対処法
クレジットカード番号を入力した場合は、カードを停止する
偽サイトにクレジットカード情報を入力してしまった場合は、すぐカード会社に電話をして、カードの使用を停止させましょう。
カード会社で不正な利用に気づいた場合は、カード会社のセキュリティでカードを停止してくれることもあるそうです。
商品を注文・購入してしまったら、早めに警察に相談
「偽サイトで商品を注文してしまったかも!?」と思ったら、最寄りの警察署に相談しましょう。
商品を注文してしまった後に偽サイトだと気づく人も多いようです。
なぜなら、商品完了の差出人が、個人名だったり、文面でおかしいところがあったり、振込先が外国人の名前だったりするからです。
警察署のHPで「偽サイトの相談窓口」がある場合は、そちらで相談します。
警察に相談をすることで、偽サイトの被害にあったという証拠が相談履歴として残ります。また、支払いをしてしまった後であれば、被害届を出しましょう。
被害金額が高額ではないからと言って、泣き寝入りする人もいるようですが、相談履歴や被害届を出して置いて損はないです。
商品を注文後、振込をする前に詐欺に気づいた場合、お金は支払っていないので、被害届は出せないそうです。(警察に確認済み)
入力してしまった個人情報は、変更できる範囲でする
商品を注文するときに、個人情報を入力してしまった場合、登録情報をでたらめなものに変更できる場合は行います。
登録してしまった個人情報は、悪用される危険があるので、メールアドレスや電話番号など変更出来るところはしておくと安心です。
悪質な通信販売サイトでメールアドレス・パスワードを登録した場合で、他のサイトでも同様のパスワード等を利用している場合は、そのサイトのパスワードを変更してください。
引用元:警視庁HP
流出してしまった個人情報が悪用されていないか、定期的にネット検索する
流出してしまった個人情報は、詐欺サイトの会社情報などで使われることがあるそうです。
流出してしまった個人情報(名前、住所、電話番号)を定期的にインターネットで検索して、悪用されていないか確認しましょう。
そして、もし悪用されているのを見つけたら、すぐ警察に相談しましょう。
詐欺サイトで被害に遭った人から、内容証明が届くことで、自分の個人情報が悪用されていたということに気づく人もいるそうです。
自分も被害者だということを警察に記録してもらうこと(相談履歴や被害届)で自分の身を守りましょう。
個人情報が流出してしまったらどんな詐欺に遭いやすくなるの?
偽サイトで商品を注文・購入してしまった場合、あなたの個人情報が様々な詐欺に使われる可能性があります。
フィッシング詐欺
フィッシング詐欺とは、送信者を詐称した電子メールを送りつけたり、偽の電子メールから偽のホームページに接続させたりするなどの方法で、クレジットカード番号、アカウント情報(ユーザID、パスワードなど)といった重要な個人情報を盗み出す行為のことを言います。
引用元:総務省 国民のための情報セキュリティサイト
もし、詐欺メールが来ても、無視すれば実害はありません。
Amazonや楽天などになりすましたフィッシングメールが多いので気をつけましょう。
少しでもおかしいと感じたら、メールのURLは開かず、ネットで「詐欺ではないか?」調べてみましょう。
ネガティブ・オプション(送り付け商法)
ネガティブ・オプションとは、注文していない商品を、勝手に送り付け、その人が断らなければ買ったものとみなして、代金を一方的に請求する商法です。
引用元:警視庁HP
差出人に心当たりがないものは受け取らないことです。
警察の方には、もし、送り付け商法に遭ったら「開封せず、受け取り拒否」をするように言われました。
ブラッシング詐欺
ECサイトで、カスタマーレビューにおける売り手の評価を不正に高める詐欺行為。架空のアカウントから虚偽の注文を行って売り上げ件数を水増ししたり、やらせレビューを書いたりするもの。
[補説]任意の住所に一方的に物品を送付して注文・配達の記録を不正に得るという手法もあり、問題となっている。
引用元:goo辞書
ブラッシング詐欺については、警察の方に聞くまで存在を知りませんでした。
本当に色んな詐欺がありますね。
偽サイトで個人情報が流出してしまった場合、このような詐欺に遭いやすくなるので、十分気を付けましょう。
【まとめ】偽サイトは、想像以上に私たちの身近にある!
今回実際に偽サイトを見るまで、偽サイトというものが「どんな作られ方」をしていて、「どんなところで見分ければいいのか」、「被害に遭った時の対処法はどうすればいいのか」知りませんでした。
みなさんも新しく見つけたサイトで商品を購入する際は、十分にお気をつけください。そして、ご家族が偽サイトの被害に遭わないように注意喚起をお願いします。