英語を題材とした投稿で人気のYouTubeチャンネル「ケビンズイングリッシュ」はご存じでしょうか?
ケビンズイングリッシュルームとは、大学時代の同級生3人組のYouTubeチャンネルで登録者数は、なんと86.4万人!(2021年12月現在)
「アメリカ生まれ育ちのケビン」「IQ140のかけ」「9言語を理解することができるマルチリンガルやまちゃん」とそれぞれ個性的で面白い!エンタメ感覚で英語が学べちゃいます。
この記事では、「9言語を理解できるマルチリンガルのやまちゃん」についてご紹介します。
「やまちゃんは、英語圏に一ヶ月しか留学していないのに、帰国子女より話せる」と英語ネイティブのケビンが言っていました。
では、どうやってやまちゃんは英語などの多言語を習得したのか?
その秘密が「ヒッポ」という団体に加入していることでした。
ヒッポとは、「赤ちゃんが言語習得をするように、多言語を習得していく会員制クラブでホームステイや交換留学も斡旋している団体」です。
「一つの言語をやるよりも、多言語を聴いた方が効率よく言語を習得できる」のだとか。
この記事の結論を始めにお伝えします。
多言語をかけ流しすることで、
「言葉の波(リズム)」を先に捉える。
↓
話す機会を作る(留学など)
↓
足りない単語などの抜けを埋めていく。
では、詳しく説明していきましょう!
追記:記事内でやまちゃんがフランス語で歌っている動画も紹介しています。
ケインズイングリッシュルームのやまちゃんが話せる9言語とは?
- 話すことも聞くこともできる…日本語・英語・フランス語
- 日常会話できる…韓国語・ロシア語・タイ語
- 聴いたら分かる…イタリア語・スペイン語・ポルトガル語
日本生まれ育ちで9言語も理解できるようになるなんて、天才なのかな!?と思いますが、やまちゃんは「自分は天才ではなく、誰でもできる」と言っています。
多言語習得の秘密を動画で観たい方は、こちらです↓
ルクセンブルグでは、誰でもルクセンブルグ語だけでなく、英語、ドイツ語、フランス語の4つのことばを話します。それは、特殊な才能ではなく、誰もが持った人間の能力なのです。
引用元:ヒッポファミリークラブHP
日本生まれ育ちで9言語を身に付けた方法
①「かけ流し」で「言語の波」を先に捉える
やまちゃんのお宅では、リビングに6つスピーカーがあり、それぞれのスピーカーから、「様々な言語を同時にかけ流し」しているそうです。
ソファーに座ると韓国語、台所では英語という感じです。
めちゃめちゃ異空間ですよね(笑)
ケビンがやまちゃんのお宅に初めてお邪魔したとき、その異空間にとても驚いたそうです。
詳しくは、こちらのYouTubeで観れます。ケビンの再現が面白いです(笑)
やまちゃんが言うには、「初めは多言語が混在しすぎて不快に思うかもしれないけど、1日かけてると気にならなくなる」とのことです。
・かけ流しは、意識して聴く必要はなし。
・かけ流しにはBGMが入っていて、かけ流しのシチュエーションと一緒に言語をインプットしていく。(例えば、結婚式のシーンで出てくる言語など)
・言葉の意味を日本語に訳して考えない。
②話す機会を作る(短期間でOK)
やまちゃんは、2歳の頃から自宅で21言語のかけ流しをしてきたそうですが、理解できるようになったのはその中の9言語。
「理解できる言語とできない言語の違いは何なのか?」
その答えは、「使ったことがあるか?ないか?」だそうです。
やまちゃんはフランスに留学する前、全くフランス語を話せなかったけど、留学に行ったことで今まで頭の中に溜まっていたフランス語を引き出すきっかけになり話せるようになったそうです。
アウトプットする機会の前にインプットが大切だということがよくわかりますね。
ちなみに「アウトプットの期間は短期間でOK」とのこと。
やまちゃんの場合、英語圏は1ヵ月の留学、フランスは1年の留学だそうです。
追記:2022.3月、やまちゃんがフランス語で歌っている動画が投稿されました。
動画のコメント欄を見たところ、「30年フランス語圏で住んでいる方」もやまちゃんの発音の良さに驚いているようです。
この動画は、ケビンズイングリッシュルームの3人が日本語・英語・フランス語で一つの曲を歌ってるのですが、不思議と歌にまとまりがあります。
この3人の歌声が心に響きすぎて何故か涙出てくる(T-T)
③先に全体を掴んでから、足りない単語を埋めていく
アメリカ生まれ育ちのネイティブのケビンが驚くほどの英語力を持っている「やまちゃん」ですが、先に全体を掴んでいるので、細かい単語などは抜け(わからないところ)があるそうです。
その抜けている単語や発音などを、埋めていく感じが、純日本人の「かけ」には不思議だと動画内で言っていました。
「こんなに英語ができるのに、この単語知らないんだ?そこは出来ないんだ?」と思うそうです。
やまちゃん的には、「単語はわかんないけど、喋れる状態」なんだそう。
面白いですよね~!
多言語習得の注意点
日本語で多言語を勉強するのはダメ
英語習得の方法でもよく聞きますが、英語以外の多言語を習得する際も、日本語を介して多言語を学ぶのはNGとのこと。
例えば、「ブルー=青」と覚える方法ですね。
母国語を介さないで、多言語をインプット。
インプットだけでなく、アウトプット・シャドーイングが必要
ヒッポでは、流れてくるCDの意味がわからなくても、シャドーイングするそうです。
多言語のかけ流しを聴く
↓
意味は分からなくても真似して声に出してみる
↓
直訳の意味は考えない。
日本語で話の内容を理解しておくことで、
シチュエーションと一緒に言語をインプット。
シチュエーションと一緒にインプットすることで、「直訳の意味がわからないけど、こうゆう場面で使う」というのが分かるそうです。
意味が分からなくても真似して言ってみる。
始める年齢は関係なし
ヒッポでは、80歳から始めて韓国語を習得した人もいるので、多言語習得に年齢は関係ないそうです。
何歳からでも遅くないって夢がありますね^^
ヒッポで多言語を学ぶには?
気になるヒッポの費用を調べてみました。
入会金 1万円
入会金、一世帯当たり10,000円
教材費 7.7万円
7言語多言語マテリアルセット CD32枚相当 77,000円(税込)
※CDかSDカードか選べる。
月会費 3人家族で1.5万円
月会費が地味に高い。
我が家の場合は、家族3人なので、月会費が15,600円。
高校生・大学生 | 月会費 5,000円 ※学生特典 |
---|---|
お一人の場合 | 月会費 8,200円 |
ご家族の場合 | 月会費 12,000円+人数×1,200円 2人家族 14,400円(一人あたり 7,200円) 3人家族 15,600円(一人あたり 5,200円) 4人家族 16,800円(一人あたり 4,200円) 5人家族 18,000円(一人あたり 3,600円) |
家族が多いと、一人当たりにかかる費用が少なくなりますね!
子どもが0歳から18歳までヒッポ会員になると、かかる費用は約350万
・入会金 10,000円
・教材費 77,000円
・月会費(3人家族で計算)
月15,600円 年間187,200円
18年間で3,369,600円(税込)
・スピーカー(単価3000円を10個購入する場合)約30,000円
合計で
3,486,600円!!
た、高い(´;ω;`)
一般家庭の我が家には手が出せません。
でも、もし子供が3人いて、みんながマルチリンガルになるとしたら?
教材費は一度しかかからないし、一人当たり130万くらいの費用で済むよ。
そう考えると、安いのかな?(笑)
ヒッポを実践する上での障害
ヒッポを実践する上での障害を考えてみました。
それは、一般的な家庭と違いすぎて、周囲の理解を得られないこと。
変わった宗教のように見られることかなと思います。
家中にスピーカーがあって、多言語が入り乱れている空間って、何も知らない一般的な家庭の人からみたら怖いですよね。
でも、みんなと同じようなことをしていても凡人で終わる可能性は大。人と違う能力を磨くからこそ、個の希少性を高めることに繋がると思います。
【まとめ】多言語習得には「かけ流し」が効果的。アウトプットは短期間でOK。
多言語をかけ流しすることで、
「言葉の波(リズム)」を先に捉える。
↓
話す機会を作る(留学など)
↓
足りない単語などの抜けを埋めていく。
結局のところ、多言語を習得するのも、英語だけを習得するのも、「赤ちゃんが言語を習得する方法」が効果的なんだと分かりました。
まずは、「大量のインプットを耳からして、それを使う機会を作ること」。
ただ、大変なのは、多言語をかけ流す空間づくりかなと思います。21言語を同時にかけ流ししようと思ったら、スピーカーが21個必要ですし^^;
でも、多言語を理解できる人はとても少数派。他の人との差別化になるので、仕事の幅も広がりそうですね。
おうち英語教育をしている家庭は沢山あるけど、多言語をしてる家庭は少ないんじゃないかな?
我が家でも英語以外の言語かけ流しも検討したいと思います。
ちなみに、多言語を習得する上でも、「パルキッズの11のルール」は使えそうです♪
(繰り返し与える、一度にたくさん与える、説明をしない、理解を求めないなど)
ご興味のある人は参考にされてみてください^^
追記:ヒッポ始めました♪